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    (最終更新日:2026-04-10 10:17:03)
  カンバヤシ トシユキ   Toshiyuki Kambayashi
  神林 寿幸
   所属   教育学部 教育学科
   職種   准教授
■ メールアドレス
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■ 研究室情報
1. 【ゼミ紹介】
本ゼミでは「教育行政・学校・教職員に関する社会科学的研究」を行います。社会科学とは、社会や人間の行動をデータに基づいて実証的に明らかにする科学のことです。本ゼミでは客観的なデータに基づいて教育行政に関わる組織、学校、教職員に関する研究を各自が進め、その成果を学位論文にまとめます。
 「教育行政・学校・教職員に関する社会科学的研究」を進めるためには、社会科学や社会科学としての教育学・教育行政学の学問上の性格を理解したうえで、研究作法を身につける必要があります。研究作法には研究資料の集め方、図書や論文の読み方、研究上の問いを明らかにするための調査の設計方法、データ分析の方法、論文の書き方などがあります。
2. 【ゼミの具体的な内容】
3年次のゼミでは講義・演習、文献講読、議論を行いながら、社会科学としての教育行政学及び関連研究の知見を学びます。ここでは卒業後にも活用できる論理的思考・客観的な議論・表現力につながるアカデミックスキルを修得することを目指します。
 4年次のゼミではデータサイエンスやエビデンスに基づいた(教育)政策が重視されていることも踏まえて、教育に関わるデータを実際に統計分析する演習を行います。
 以上に加えて、各自の卒業論文の完成に向けて、個別に又はグループに分かれて論文指導を行います。日本の初等中等教育諸学校で働く教職員の間でも、大学院修士課程や教職大学院等に進学する方が以前よりも多くなりました。大学院修士課程・教職大学院に進学し、研究を進めるためには、何よりも卒業論文で行った研究が重要になります。こうした状況を踏まえて、本ゼミでは学術的に質の高い卒業論文を目指して徹底指導します。
3. 【ゼミの選択をひかえる学生・院生の方へ】
本ゼミは次の①~③の中から1つ以上に当てはまるものがある方の興味関心に応えられると考えます。

 ①データに基づいて社会現象(とりわけ教育に関わる現象)を分析・考察することに関心がある方
 ②本学開講科目「教育の最新事情」「教育の制度と経営」「教育行財政」「教育法規」の講義内容に関心がある方
 ③教職員の労働時間・ワークライフバランス・健康、「学校の働き方改革」に関心がある方
 
 本ゼミを志望する方は、本ページの「著書・論文歴」に掲載されている担当教員の著書あるいは研究論文を入手し実際に読み、ご自身の興味関心に合うか考えてください。
 研究というと日常生活から遠いものと思われる方もいるかもしれません。しかし、そんなことはありません。身の周りで何か問題が発生した場合、それを解決するためにどうしたらよいのかを考えることは実は研究です。本来、研究と実践は不可分のものです。
 社会科学では社会問題を解決するための判断材料を現実世界を客観的に捉えたデータに求めます。今後各分野でビッグデータやデータサイエンスの活用が進むことが予想されますが、このような時代では社会科学的なものの見方・考え方はより重要になることでしょう。これは教育分野でも同じです。
 本ゼミは単に学位論文を仕上げるだけでなく、社会に出てからも役立つ社会科学的なものの見方・考え方を修得することを目標にします。社会科学に興味があり、社会科学的な視点で教育行政・学校・教職員をめぐる課題を徹底的に研究をしたいという方を本ゼミは歓迎します。
4. 【研究指導テーマ】※担当した学生の卒業論文題目です。
5. ■2025年度(通学7件)
・公立高等学校の男女共学化をめぐる政策過程分析
・インフルエンサー支援を行う通信制サポート校の差別化戦略――SNS 時代の若者支援と新たな教育モデルの分析――
・教職第一志望者の教員の仕事と働き方に関する意識
・水泳指導の民間委託はコスト削減につながるか――神奈川県川崎市立小学校を事例として――
・日本の教員給与問題の現状と今後の政策展望――OECD 諸国との比較を通じて――
・卓球競技における用具やルールの変更が選手のプレースタイルに及ぼす影響――身近なアプリによる分析の可能性に着目して――
・業務削減に対する教員の効果認識――外部人材の活用と教育DX の推進に着目して――
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■ 現在の専門分野
学校経営, 教育政策, 教育行政学, 産業・組織・人事, 健康心理学・健康開発, 産業保健 (キーワード:教員、教育改革、教育政策、教育制度、労働時間、生活時間、ワークライフバランス、ウェルビーイング、健康、ストレス、メンタルヘルス、職務満足、労働科学、多変量解析、計量分析) 
■ 著書・論文歴
1. 著書  公立小・中学校教員の業務負担   (単著) 2017/12 Link
2. 著書  現代官僚制の解剖Ⅱ――調査から見た省庁再編25年後の官僚の意識と行動――   (共著) 2026/03 Link
3. 著書  変容する教員のキャリア発達と学校組織   (共著) 2026/03 Link
4. 著書  学校の未来をつくる「働き方改革」 ―制度改正、メンタルヘルス対策、そして学校管理職の役割―   (共著) 2024/10 Link
5. 論文  Relationships between Insomnia, Long Working Hours, and Long Commuting Time among Public School Teachers in Japan: a Nationwide Cross-Sectional Diary Study Sleep Medicine 75,pp.62-72 (共著) 2020/11 Link
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■ 講師・講演
1. 2026/03/14 教員ウェルビーイングにみる日本の学校教育をめぐる課題と今後の展望/パネルディスカッション(文部科学省3階講堂) Link
2. 2026/01/25 教師のウェルビーイング向上のために(郡山市労働福祉会館)
3. 2025/11/04 学校組織マネジメントと学校事務職員(大阪府教育センター)
4. 2025/10/25 「学校の働き方」を問い直す―教員の労働環境から考える改革のこれから―(山梨大学)
5. 2025/09/08 講義・演習・協議「タイム・マネジメント」(Zoomミーティング®)
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■ 受賞学術賞
1. 2024/11 日本学校メンタルヘルス学会 日本学校メンタルヘルス学会第28回大会優秀演題賞 (教師の精神疾患の"病休"を学校メンタルヘルス的に考える)
2. 2023/03 日本学校メンタルヘルス学会 日本学校メンタルヘルス学会研究論文査読担当編集功労賞 Link
3. 2023/01 日本学校改善学会 日本学校改善学会学術研究賞 (『教員の職場適応と職能形成―教員縦断調査の分析とフィードバック―』) Link
4. 2018/10 日本教育行政学会 日本教育行政学会賞 Link
5. 2017/03 東北大学 東北大学総長賞 Link
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■ 社会における活動
1. 2026/02 働き方改革の鍵を握る事務職員 共同 学校事務室の政策課題 ※コメント掲載 Link
2. 2025/10 教員のウェルビーイングのために(インタビュー) Link
3. 2025/08 教育におけるウェルビーイングとは? 具体的な取り組み事例を紹介 Link
4. 2024/11 「教諭代替 講師頼み限界 県内教員欠員 最多75人」※『信濃毎日新聞』コメント掲載 Link
5. 2024/03 「願書出し忘れた」と担任から涙の謝罪、女子生徒は第一志望の高校受験できず…「受験生の担当教員に仕事集中」 ※コメント掲載 Link
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■ 学会発表
1. 2026/03/29 Changes in Japanese Teachers’ Work Time Allocation: A Comparative Analysis of the 2006, 2016, and 2022 National Surveys(Comparative and International Education Society 2026) Link
2. 2025/10/12 管理職によるワークライフバランス支援が教員のワークエンゲイジメントに及ぼす影響(日本教育行政学会第60回大会)
3. 2024/10/27 ミクロデータを用いた教職選択に関する実証的研研究――教職・他職間の比較に着目した調査データの分析とその政策的含意の提示――(日本教育行政学会第59回大会)
4. 2024/10/26 パネルデータを用いた教員の首尾一貫感覚が健康に与える影響の分析(日本教育行政学会第59回大会)
5. 2023/06/04 労働時間のウェルビーイングへの影響度に関する教員と他職種の比較(日本教育経営学会第63回大会) Link
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2025/04~  持続可能な教員の働き方を実現する学校管理職による健康経営行動の実証的解明 基盤研究(C)  Link
2. 2019/04~2023/03  ウェルビーイングを高める教員の働き方と生活に関する実証的研究 若手研究  Link
3. 2014/04~2017/03  教員の勤務負担の歴史的起源―日米英独の教員の労働法制度の成立過程に着目して 特別研究員奨励費 (キーワード:教員の労働時間、教員の業務負担、教員の多忙化、教員の多忙、生徒指導、周辺的な職務、特別活動、労働時間、 業務負担感、 国際比較、多変量解析) Link
4. 2024/04~2028/03  パネルデータを活用した「エビデンスに基づく学校改善」パッケージの開発と実装 基盤研究(B)  Link
5. 2025/04~2030/03  日本の教員政策が教員ウェルビーイングに対して及ぼす因果効果 科学研究費助成事業 基盤研究(B)  Link
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■ 学歴
1. 2014/04~2017/03 東北大学 大学院教育学研究科 総合教育科学専攻 博士課程修了 博士(教育学)
2. 2012/04~2014/03 東北大学 大学院教育学研究科 総合教育科学専攻 修士課程修了 修士(教育学)
3. 2008/04~2012/03 東北大学 教育学部 教育科学科 卒業 学士(教育学)
■ 職歴
1. 2014/04~2017/03 独立行政法人日本学術振興会 特別研究員
2. 2017/04~2018/03 独立行政法人教職員支援機構 事業部 研修事業課 研修プロデュース室 研修特別研究員
3. 2018/04~2018/08 独立行政法人教職員支援機構 つくば中央研修センター 研修事業課 研修プロデュース室 研修特別研究員
4. 2018/09~2022/03 明星大学 教育学部 教育学科 常勤講師
5. 2022/04~2023/03 明星大学 教育学部 教育学科 常勤准教授
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■ 教育上の能力
●教育方法の実践例
1. 2023/04~ メッセージ動画を活用した論文指導
2. 2020/08~ リフレクション演習を組み込んだ講義の展開
3. 2020/04~ 会議システムを活用した卒業論文指導・ゼミ
4. 2018/09~ スライド資料の活用
5. 2018/09~ 新聞記事を活用した演習
●作成した教科書、教材
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■ 授業科目
1. 【院】教育学調査研究1E(教育行財政)
2. 【院】教育学調査研究2E(教育行財政)
3. ポスト経済成長時代の未来論
4. 人材教育研究
5. 卒業研究
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■ 所属学会
1. 2024/12~ 日本行政学会 Link
2. 2014/07~ 日本教育学会 Link
3. 2025/01~2026/12 ∟ 機関誌編集委員
4. 2012/05~ 日本教育行政学会 Link
5. 2025/10~ ∟ 研究推進委員会委員
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■ 委員会・協会等
1. 2025/10/01~2026/03/31 文部科学省 「教育データ標準に関する連絡協議会」 委員
2. 2025/09/22~2026/03/31 文部科学省 「教育DX を支える基盤的ツールの整備・活用事業(教育データ利活用の加速化事業)」 実証自治体アドバイザー
3. 2025/05/01~2026/03/31 文部科学省 令和7年度「学校における保護者等への対応の高度化事業」 有識者会議委員
4. 2025/04/01~ 国立教育政策研究所プロジェクト研究「日本の子供と教師のウェルビーイングを高める学校革新に関する研究」 委員
5. 2022/04/25~2024/03/31 公立小学校・中学校教員勤務実態調査研究(文部科学省委託事業) 研究会委員
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■ 職務上の実績
●実務の経験を有する者についての特記事項
1. 2017/04/01~2018/08/31 独立行政法人教職員支援機構での研修の企画・運営 Link
●その他職務上特記すべき事項
1. 2025/04/18~ メンタルヘルス・マネジメント®検定試験III種(セルフケアコース)合格
■ 海外活動
●海外研究活動の為の渡航回数(前年度実績)
 在留期間2週間以上のもの   計  0  回
 在留期間2週間未満のもの   計  1  回
●海外での国際会議、学会への出席回数及び発表回数(前年度実績)
 諸費用の主たる負担者   出席回数   発表回数
 主催者  0  回  0  回
 外国機関  0  回  0  回
 文部科学省・日本学術振興会  1  回  1  回
 文部科学省・日本学術振興会以外の政府関係機関  0  回  0  回
 所属機関  0  回  0  回
 財団等(寄付金・委任経理金含みます)  0  回  0  回
 自費  0  回  0  回
 計  1  回  1  回
●国際的な学会で使用する外国語
 口頭発表に主に用いる言語   英語  
 論文の執筆に主に用いる言語   英語  
■ 担当経験のある科目
1. 教育行政学特論Ⅰ(東北大学大学院教育学研究科) Link
2. 教育政策の計量分析入門(東京大学教育学部)
3. 教育組織論(東京学芸大学)
4. 教育経営(聖心女子大学) Link
5. 現代教育論(横浜市立大学国際教養学部)
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■ プロフィール
●日本の教職員の労働時間・健康・ワークライフバランスについて、産業・組織心理学、産業衛生学、労働経済学で使用される分析方法を参考にしながら、実証研究(主に政府統計や調査データに対する多変量解析)を行っています。
●教職員の仕事のみならず、仕事以外の生活時間の過ごし方にも焦点を当て、「教員が健康で幸福感をもって仕事と生活をうまく両立できるためには何が必要か」というリサーチ・クエスチョンを立て研究を進めています。