教員情報 - 境　敦史

■ 現在の専門分野

実験心理学　（キーワード：視知覚・聴知覚に関する実験現象学、知覚理論史）

■ 著書・論文歴

1.	著書	【改訂版】心理学に興味を持ったあなたへ　＜大学で学ぶ心理学＞（共著） 2016/10
2.	著書	生態学的知覚論（｢認知心理学ハンドブック｣所収）認知心理学ハンドブック（共著） 2013/12
3.	著書	MIT認知科学大事典（共著） 2012/11
4.	著書	ギブソン心理学論集『直接知覚論の根拠』（共著） 2004/07
5.	著書	ギブソン心理学の核心（共著） 2002/07
6.	著書	ギブソンの生態学的心理学　—その哲学的・科学史的背景— （共著） 2000/09
7.	著書	症候別リハ診療の実際　－高次脳機能障害（失行・失認）- 臨床リハビリテーション別冊「脳卒中リハビリテーション外来診療」 91-95頁（共著） 1997/09
8.	著書	重度視空間認知障害（半側無視）症例にみるリハビリテーション治療の効果臨床リハビリテーション別冊「高次脳機能障害のリハビリテーション」 185-188頁（共著） 1995/09
9.	論文	知覚の“時間的”諸相に関する試論哲学・第130集 (130),41頁（単著） 2013/03
10.	論文	知覚心理学の対象と方法論を再検討する明星大学心理学年報 (31),35-38頁（単著） 2013/03
11.	論文	リハビリテーションを阻む心理的要因　—高次脳機能障害の行動的特徴を中心に— POアカデミージャーナル 12(1),2-7頁（単著） 2004/12
12.	論文	デッサンの評価に関する実験的研究名古屋造形芸術大学紀要 7,83-88頁（共著） 2001/03
13.	論文	低酸素脳症後に着衣失行を呈した１例神経心理学 17(1),19-25頁（共著） 2001/03
14.	論文	音の高さの知覚に生じる繋留効果に関する再検討名古屋造形芸術大学紀要 7,89-92頁（単著） 2001/03
15.	論文	Vicario論文に見る実験現象学的アプローチの意義慶應義塾大学日吉紀要・自然科学 26,125-142頁（共著） 1999/09
16.	論文	同時反行する２音列に知覚される交叉・反発現象の規定要因日吉紀要・自然科学 26,37-58頁（共著） 1999/09
17.	論文	同時反行する２音列に知覚される「反発」と「交叉」名古屋造形芸術大学紀要 5,67-71頁（単著） 1999/03
18.	論文	視覚ターゲット検出を用いた左半側無視の定量的評価基礎心理学研究 18(1),54-61頁（共著） 1999/03
19.	論文	実験現象学的アプローチから見た聴知覚の諸相慶應義塾大学日吉紀要・自然科学 24,61-73頁（共著） 1998/09
20.	論文	失認検査の実際と読み方臨床リハビリテーション 6(2),177-183頁（共著） 1997/02
21.	論文	低酸素脳症へのアプローチ　－身体症状とリハ経過－臨床リハビリテーション 5(5),443-447頁（共著） 1996/03
22.	論文	順応水準の移動に伴う知覚的対比としてのピッチ・シフト基礎心理学研究 14(2),31-39頁（共著） 1996/03
23.	論文	注意能力評価システムの研究(第二報)－測定法の改良と半盲の影響－ライフサポート学会誌 Dec., 7(4),3-9頁（共著） 1995/12
24.	論文	半側空間無視と身体失認　－急性期での問題点を中心に－リハビリテーション医学 32(5),283-286頁（共著） 1995/05
25.	論文	順応水準理論から見た聴知覚現象－音の高さの知覚を中心として－慶應義塾大学院社会学研究科博士論文（単著） 1994/03
26.	論文	注意能力評価システムの研究(第一報) ライフサポート学会誌 May, 5(3),73-78頁（共著） 1993/05
27.	論文	知覚の基本特性（2）労働の科学 47(1),41頁（単著） 1992/01
28.	論文	知覚の基本特性（1）労働の科学 46(12),669頁（単著） 1991/12
29.	論文	感覚と知覚労働の科学 46(11),611頁（単著） 1991/11
30.	その他	知覚する身体　—J.J.ギブソンの直接知覚論における身体観とその根拠を巡る考察— 接続 6,2-22頁（単著） 2006/06
31.	その他	脳損傷者の注意力の定量的評価障害者職業総合センター研究報告書（共著） 1999/03
32.	その他	ナースのためのリハビリテーション講座・高次脳機能障害のみかたと看護　－失行・失認を中心に－総合リハビリテーション 26(3),261-265頁（共著） 1998/03
5件表示
全件表示(32件)

■ 学会発表

1.	2004/11/27	事象の聴知覚に関する探査的研究（日本基礎心理学会第23回大会）
2.	2005/08/23	Effects of Accompanying Sound on Visually Perceived Motion（28th European Conference on Visual Perception）
3.	2005/09/11	事象知覚研究の新たな展開を探る（日本心理学会第69回大会）
4.	2005/12/04	水平方向に移動する複数の対象に知覚される関係（日本基礎心理学会第24回大会）
5.	2006/06/09	遮蔽された運動の視知覚に及ぼす音の影響（日本基礎心理学会第25回大会）
6.	2006/11/05	J.J.ギブソン流の「エコロジカル」な視点から心理学を再考する（日本心理学会第70回大会）
7.	2007/08/29	Some Observations on the Perceived Relations between Sound and Visual Motion（30th European Conference on Visual Perception）
8.	2007/09/20	知覚理論の新しい展開に向けて（日本心理学会第71回大会）
9.	2007/12/09	音と動きとの間に知覚される関係（日本基礎心理学会第26回大会）
10.	2008/09/19	対象と事象の知覚体制化を再検討する（日本心理学会第72回大会）
11.	2008/12/07	関係の聴知覚に関する探査的研究（日本基礎心理学会第27回大会）
12.	2009/08/27	対象と事象の知覚体制化を再検討する(2)（日本心理学会第73回大会）
13.	2009/12/05	自己の行為を伴う因果知覚に関する探査的研究（日本基礎心理学会第28回大会）
14.	2010/08/25	Perception of causality between observer's action and environmental event（33rd European Conference on Visual Perception）
15.	2010/09/16	Temporal aspects of the superposition of tones（9th Alps-Adria Psychology Conference 2010）
16.	2010/10/20	Temporal Segregation of Superposed Tones（26th Annual Meeting of the International Society for Psychophysics, Fechner Day 2010）
17.	2011/12/03	不規則な動きの併存に知覚される関係(1)—“無脳”同士の協調と対立—（日本基礎心理学会第30回大会）
18.	2011/12/03	不規則な動きの併存に知覚される関係(2) —生物らしい姿を持たないもの同士の協調と対立—（日本基礎心理学会第30回大会）
19.	2012/09/04	An experimental-phenomenological study on perceived relations among mobile objects: the perceived social interactions among animate objects depend on the proximity of multiple objects in motion（35th European Conference on Visual Perception）
20.	2017/09/21	自閉スペクトラム症児者における社会性と「時間の知覚」の問題（日本心理学会第81回大会公募シンポジウム）
21.	2017/12/02	行為の聴知覚に関する探索的研究 —歩く行為は、どのような音に知覚されるか—（日本基礎心理学会第36回大会）
22.	2018/09/26	過程存在論に立った知覚研究の可能性とその意義に関する再検討（日本心理学会第82回大会）
23.	2018/09/28	An experimental-phenomenological research on the mode of appearance of color seen through the superposed two punching plates（41st European Conference on Visual Perception ECVP 2018）
24.	2018/12/02	干渉パターンに観察される色の現れ方（日本基礎心理学会第37回大会）
25.	2019/09/12	公募シンポジウム「変化する知覚」の諸相　-視知覚・嗅知覚の時間変動に関する知見から-企画意図説明（第83回日本心理学会大会）
26.	2019/11/30	観察者の前方に伸びる面の水平判断に及ぼす包囲光配列と地面の傾斜の効果 —“坂道錯視”の生起条件に関する基礎的検討—（日本基礎心理学会第38回大会）
27.	2020/11/06	層化を伴って開口部に知覚される面色に関する実験現象学的検討（日本基礎心理学会第39回大会）
28.	2021/08/26	Is it rolling or sliding, or carried stationarily? : an experimental phenomenological study on motion perception（43rd European Conference on Visual Perception）
29.	2021/09/01	変化する知覚の諸相動くものと，並存する全ての対象との関係として成り立つ動きの知覚（日本心理学会第85回大会）
30.	2021/12/04	落下する物体の挙動の自然さに及ぼす付随音の影響（日本基礎心理学会第40回大会）
31.	2022/09/09	“実験現象学”的知覚研究の立場から(指定討論)（日本心理学会第86回大会公募シンポジウム[SS-002]現象学から始まる心理学史と心の哲学史）
32.	2022/09/09	公募シンポジウム「スキナーとギブソン：その心理学観・認識論・存在論」（日本心理学会第86回大会）
33.	2022/12/04	“落下して跳ね返る”動きに知覚される意味（日本基礎心理学会第41回大会）
5件表示
全件表示(33件)

■ 研究課題・受託研究・科研費

1.	1998/04～	知覚理論に関する歴史研究個人研究（キーワード：知覚理論史,認識論）
2.	1998/04～	視知覚・聴知覚に関する実験現象学的研究個人研究（キーワード：聴知覚,グルーピング）

■ 学歴

1.		慶應義塾大学文学部人間関係学科心理学専攻卒業文学士
2.		慶應義塾大学社会学研究科心理学専攻修士課程修了文学修士
3.		慶應義塾大学社会学研究科心理学博士課程単位取得満期退学
4.		慶應義塾大学博士(心理学)

■ 職歴

1.	1992/12～1998/03	防衛医科大学校助手
2.	1998/04～2003/03	名古屋造形芸術大学造形芸術学部助教授
3.	2003/04～2005/03	明星大学人文学部心理・教育学科（心理学専修）助教授
4.	2005/04～2010/03	明星大学人文学部心理・教育学科（心理学専修）教授
5.	2010/04～2017/03	明星大学人文学部心理学科教授
6.	2017/04～	明星大学心理学部心理学科教授
5件表示
全件表示(6件)

■ 教育上の能力

●教育方法の実践例
1.	2019/04/01～	心理学研究法における体験的授業
2.	2003/04/01～2019/03/31	「知覚心理学」における供覧実験を用いた講義
●作成した教科書、教材
1.	2013/09/01～	「心理学実験」の授業におけるサブノートの利用
2.	2013/09/01～	『「心理学実験」レポート作成のルールブック』の運用
3.	2009/03/31	心理学ナビゲーションブック
●教育に関する発表
1.	2014/07/29	平成26年度第１回全学FD研修会における講演
5件表示
全件表示(6件)

■ 授業科目

1.	【院】修士論文
2.	【院】心理学特殊研究指導１Ａ
3.	【院】心理学特殊研究指導１Ｂ
4.	【院】心理学特殊研究指導２Ａ
5.	【院】心理学特殊研究指導２Ｂ
6.	【院】心理学研究指導１Ａ
7.	【院】心理学研究指導１Ｂ
8.	【院】心理学研究指導２Ａ
9.	【院】心理学研究指導２Ｂ
10.	【院】心理学研究法特論
11.	【院】知覚心理学特殊研究
12.	卒業研究
13.	専門演習１Ａ
14.	専門演習１Ｂ
15.	専門演習２Ａ
16.	専門演習２Ｂ
17.	心理学研究法
18.	心理学研究法
19.	聴知覚心理学
5件表示
全件表示(19件)

■ 所属学会

1.	1987/04～	日本心理学会
2.	2014/04～2015/03	∟ 地区別代議員（関東）
3.	1990/04～	日本基礎心理学会
4.	2017/12～	∟ 理事

■ プロフィール

実験的な研究としては、知覚そのものの観察・記述・分類を旨とする実験現象学的なアプローチから、G.B.Vicario(2008)の「知覚研究のプロトコル」に則り、視知覚・聴知覚を研究しています。
理論的な面では、アリストテレス、ブレンターノの人間観の基底をなす過程存在論に立ち、アメリカの知覚心理学者J.J.Gibsonの知覚論を参照しつつ、知覚の因果説／表象説とは異なる立場から、知覚を捉えなおすことを目指し、時間・身体・意味などについて再検討を加えています。