イシダ ケンタロウ
ISHIDA Kentarou
石田 健太郎 所属 教育学部 教育学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | ホームヘルプ労働の制度場面と相互行為場面について-実践の中で『熟練者になる』ことを学習する |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 福祉社会学研究 |
出版社・発行元 | 東信堂 |
巻・号・頁 | (3),105-127頁 |
概要 | 専門職の専門性向上と技能の熟練過程の形成過程と制度化の様態について、高齢者ケアに従事するホームヘルパーのしごとをフィールドワークの対象としながら、検討を行った。そこでの検討を通じて、現象に参与する多様な主体の間の価値と葛藤のもとで、その専門性および技能の熟練が形成されるとともに、制度化が達成されること明らかにした。具体的には、教育訓練制度と相互行為場面の両面から分析を行い、熟練者というカテゴリーが、適切な物語の蓄積という活動と結びついたものとして組織化されていることを明らかにしている。また、デュアルシステムをモデルにした教育訓練システムの在り方の問題点と今後の課題について示唆した。これらの知見は、高齢者ケアの領域に限定されない専門職の教育訓練システムの課題として参照することができるだろう。 |