ササハラ チホコ
笹原 千穂子 所属 教育学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | コロナ禍における子どもの食生活の変化が体調・体組成に及ぼす影響 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 明星大学健康・スポーツ科学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 14,11-18頁 |
著者・共著者 | 笹原千穂子,若月佑太,村岡慈歩 |
概要 | コロナ禍における子ども食生活状況や体組成などを明らかにするため,東京都内の小学校に在籍する2019年度3年生69名と5年生101名,2020年度3年生87名と5年生104名を対象とし,体格測定,食事調査,食生活・体調アンケートを実施し,年度による差異について検討した.その結果,2019年度に比べて2020年度の体脂肪率が高かった.2020年度は菓子類や肉の摂取が増加しており,体脂肪率増加の要因の一つと考えられた.また「給食は楽しいですか」の質問に,2019年度は「すごく楽しい」,「楽しい」が多かったのが2020年度には「あまり楽しくない」が増加した.「イライラするときはありますか?」の質問に,2019年度は「時々ある」が最も多かったが,2020年度は「よくある」が最も多くなった.「元気いっぱいですか」の質問に,2019年度は「よくある」が約9割だったのが,2020年度は「よくある」が約6割に減少し,「時々ある」が約3割に増加した.以上の結果より,コロナ禍において,菓子類の摂取量が増えて体重・体脂肪率が増加し,給食を楽しいと感じている子どもの割合が減少し,イライラすることが増え,元気さが減っていたことが明らかになった. |