クマモト ヒロユキ
HIROYUKI KUMAMOTO
熊本 博之 所属 人文学部 人間社会学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 沖縄における地方自治のゆくえ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | グローカル研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 6,93-106頁 |
概要 | 2014年7月に発表した『国土のグランドデザイン2050』において、政府は沖縄に対して、国防への貢献を事実上義務づけている。そしてその義務を放棄していると見なされた場合、沖縄は切り捨てられるだろう。普天間基地移設計画をめぐる政府の沖縄に対する姿勢は、これが事実であることを知らしめてくれる。本稿では、普天間基地移設計画をめぐる日本政府と沖縄県の交渉の経緯を振り返った上で、報奨金的振興事業を通して政府が沖縄の自治に介入している実態を描き出した。そして政府に沖縄の自治を尊重するよう訴えていくことが、沖縄だけでなく日本全体の自治を守ることに繋がることを指摘した。 |