クマモト ヒロユキ
HIROYUKI KUMAMOTO
熊本 博之 所属 人文学部 人間社会学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | リスク社会における迷惑施設の分散と共生社会の可能性 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 社会学年誌 |
出版社・発行元 | 早稲田社会学会 |
巻・号・頁 | (53),45-58頁 |
概要 | 2010年9月に実施した、全国インターネット世論調査のデータに基づき、迷惑施設の受け入れについての人々の意識について分析した。分析の結果、女性、子どもがいる人において、受け入れによる負担感の強さから受け入れを拒絶する傾向がみられた。その一方で、経営者・役員層、高学歴層において、公共性が高いからという理由で受け入れを容認する傾向がみられた。しかし公共性の論理は、他者への負担の押し付けを正当化するためにも持ち出され得る論理である。そのため迷惑施設の立地を公平化するためには、負担感に基づいた連帯を構築することで、公共性を市民の側に取り戻すことが必要であると結論づけた。 |