シノヤマ ヒロフミ
SHINOYAMA Hirofumi
篠山 浩文 所属 教育学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | NHKアーカイブスにおける塩づくり映像の抽出・解析:塩田作業の「技・過酷さ」をどのように共有するか |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | デジタルアーカイブ学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 4(2),177-180頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 本研究は、NHK番組アーカイブス学術トライアル採択課題『NHK映像記録から「塩田に対する視点の変遷」と「塩田文化遺産を未来へと繋ぐ活動の原動力」を探る(2018年)』『日本における塩専売制廃止以降の塩文化の多様化とNHK「塩」番組との関係性(2019年)』におけるNHK番組の視聴を通じて、塩田法による塩田作業を抽出・解析し、さらに塩田作業の「技・過酷さ」の共有・発信・伝承の可能性を検討したものである。
「揚浜式」「入浜式」「流下式」それぞれの塩田作業をNHK番組から抽出し、特に入浜式塩田における採鹹作業『浜飼(撒潮)、浜ひき、入鍬(すくい込み)、上げ水、沼井掘り、おろし(土振り)等』のうち、入鍬作業を例に「技・過酷さ」の共有を検討した。 技については、文献や写真から伝わる情報とは質的に異なる情報が映像から共有される可能性が示唆された。過酷さについては映像から共有されにくく、経験者の音声や文献情報が加わることにより映像が生かされるものと考えられた。 |