シノヤマ ヒロフミ
SHINOYAMA Hirofumi
篠山 浩文 所属 教育学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/02 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 筋書きのない発想スパイラルを楽しむー感じることから始めようー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 明星大学教職センター年報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明星大学教職センター |
巻・号・頁 | (1),13-18頁 |
概要 | 生きるために先人は知恵を積み重ね、「技」を駆使して、生活に関わる様々な「もの」を生み出し、命をつないできた。その過程で、「もの」「技」の存在や解釈にこだわる“科学する眼差し”が生まれてきたのであろう。ときには「科学」が新たな「技」を生み、新たな「もの」の誕生につながることもあった。人々は、「もの」「技」「科学」を共鳴させながら生活を営み、これからもそれは続くであろう。その未来を担う子供たちの個を育むのが社会の役割とするならば、「科学」といった一方向性を持たせるのではなく、個々の子供たちに秘められた多様な生きる力、創造力、発想力などの個々の可能性にさりげに寄り添うことこそが、子供たちとコミュニケーションをとる本来の姿ではないのだろうか。「科学コミュニケーション」やその語が子供たちの持つ力や可能性を狭め、足を引っ張ることにつながるとしたら本末転倒である。本稿で示した「筋書きのない発想スパイラルを楽しむ〜感じることから始めよう〜」が、子供たちや将来教員を目指す学生たちの可能性にさりげに寄り添うコミュニケーションツールの一つとして寄与することができれば幸いである。 |