シノヤマ ヒロフミ
SHINOYAMA Hirofumi
篠山 浩文 所属 教育学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/05 |
形態種別 | その他の著書・論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「もの」「技」「科学」をつなぐ生活コミュニケーション(2)ー日本の山塩文化を例にー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本生活学会第43回研究大会梗概集 |
出版社・発行元 | 日本生活学会 |
巻・号・頁 | 58-59頁 |
概要 | 長野県大鹿村鹿塩地区には、標高750mの山間地にありながら海水とほぼ同じ塩分濃度の塩水が湧き出る塩泉が存在する。塩泉湧出の要因として、村を南北に貫く大断層(中央構造線)構造の関わりが示唆されているが未知な部分も多い。一方、塩泉を利用した湯治場(鹿塩温泉)や塩泉を煮詰めることにより得られる山塩は、古くから村民の生活に深く関わってきている。このほか福島県北塩原村などの山間地においても塩泉を利用する山塩文化が知られている。山塩は、明治時代以降、国の専売制度により廃れたが、塩の自由化以降、地域住民の努力により復活した。海塩や岩塩とは異なる山塩の独特な味わいは、地域住民以外の生活者からも注目されつつある。本著作は、上記した山塩文化の調査内容と山塩文化を介した生活コミュニケーションに関して論じたものである。 |