サイトウ マサコ   Masako Saito
  齋藤 政子
   所属   教育学部 教育学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/03
形態種別 大学・研究所等紀要
査読 査読あり
標題 スタートカリキュラムの実践と教師の援助ー入門期の教師の発問と教室環境はどうあるべきかー
執筆形態 共著
掲載誌名 明星大学大学院 教育学研究科 年報
掲載区分国内
巻・号・頁 (4),1-23頁
総ページ数 23
担当範囲 第1章、第3章、第4章および全体統括
著者・共著者 ◎齋藤政子、石田恒久、浅見美之
概要 本研究の目的は、スタートカリキュラムの実践経験の豊富な小学校の授業を、教師と観察者の双方の視点から分析することを通して、幼児教育の成果を生かした指導・援助の在り方を明らかにすることである。
初日の授業談話に関する観察データを質的に分析した結果、12個のカテゴリ(「児童の観察・把握」「安心感のある環境」「学びの環境」「園生活とのつながり」「数概念や言葉への意識」「発問や指導のわかりやすさ」「遊び心」「柔軟性」「個別支援」「小学生としての自覚の引き出し」「仲間の中での承認」「トラブルの回避」)が生成された。またそれぞれ重なり合いながら、「環境構成」、「安心感」、「学びの構え」、「個別指導とクラス運営」の四つのカテゴリにまとめられた。就学前の保育の学びを生かした入門期の学びを生かした援助は、わかりやすく親しみのある発問だけでなく、園生活とのつながりを活用し、「遊び心」をもって関わることが重要であることがわかった。