サイトウ マサコ
Masako Saito
齋藤 政子 所属 教育学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 学位取得論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 3歳未満児保育と「もの・空間」の発達的意義-保育所および乳児院における1,2歳児の保育室環境に焦点をあてて- |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明星大学通信制大学院 |
著者・共著者 | 齋藤政子 |
概要 | 本研究では、養護と教育が一体的に提供されるべき3歳未満児保育の中でも、1,2歳児の保育を研究対象とし「もの・空間」のあり方をテーマとした。本研究の意義は、第一に、日本の3歳未満児保育の歴史を押さえながら、3歳未満児、特に1,2歳児にとっての「もの・空間」の発達的意義を検討したものは、まとまった研究としては例がなく、その意味で、日本の3歳未満児保育の発展に貢献しうるものであるということ、第二に、1,2歳児を生活主体として位置づけ、主体形成が3歳未満児保育の実践の中で行われている事実を観察研究の中で確かめたことである。個の視点と集団の視点の両方を持って1,2歳児保育のあり方を検討することができたこと、第三に、観察研究で得られた知見を、保育所・乳児院双方の現場の保育者と実践の中で検証しつつ、3歳未満児保育における「もの」「空間」に必要な質とは何かについて検討したことである。3歳未満児保育における「もの・空間」に必要な質としての「主体性」「関係性」「個別性」「機能性」「安定感」「安心感」「充実感」の七つを質が考えられた。 |