フジムラ カズマサ
Kazumasa Fujimura
藤村 和正 所属 建築学部 建築学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 積雪ダム流域の水収支を踏まえた水循環解析と近い将来の流出予測の試み |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 土木学会論文集G(環境) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 土木学会 |
巻・号・頁 | 77(5),I_43-I_49頁 |
総ページ数 | 7 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
著者・共著者 | 藤村和正、井芹慶彦、柳川亜季 |
概要 | 冬期の降水データが不足がちな積雪地域の4つのダム流域において,日単位の降水量と気温データから解析できる山地流域を対象とした水循環モデルについて,年水収支量と流況曲線の形状を確認しつつ降水量と流出量の補正を行い,モデルパラメータをキャリブレーションすることで解析を行った.そして,現実的な将来流出予測のため,GCM気候値にMIROC5の最も昇温が高いRCP8.5排出シナリオを利用し,既に実測値が存在する近い将来(2006年~2020年)の水循環解析を行い,季節単位の流出予測を行った.主な結果は次の通りである.①水循環解析で得たハイドログラフの相対誤差は凡そ30%代前半であり,冬期の降水データが十分に得られない流域において一定の再現性が得られた.②近い将来の流出予測において,実測値を定性的に予測できたのは4流域16季節中,12季節であった.③流出量の予測値が実測値をほぼ表したのは,春期(3月-5月)の流量減少と,秋期(9月-11月)の流量増加であった. |