ウザワ ユミコ
UZAWA Yumiko
鵜沢 由美子 所属 人文学部 人間社会学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 「現代日本における専門職大学院の課題―法科大学院を中心として」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 社会学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明星大学人文学部人間社会学科 |
巻・号・頁 | (37),29-45頁 |
概要 | 法科大学院は、少子化に対応する大学の生き残り対策の一つとして関係者が支持し、規制緩和の流れの中、法学部を有する全国の大学が設立に乗り出した経緯が確認された。また、政財界もグローバル化の競争にさらされる中、企業法務の強化の必要から法曹人口の増加の必要を訴えた。法曹界は裁判官、検察官、弁護士それぞれの思惑が異なった。法曹が唱える表向きの「市民のための司法改革」の一環としての法科大学院設立、法曹人口増加とは異なる三者三様の思惑があったのである。政財界、大学界、法曹三者それぞれ同床異夢のまま、法科大学院はスタートを切った。その結果、弁護士過剰、弁護士の経済的不振、不人気という事態を招いている。それに対し、27年度調査の結果をふまえ、専門職大学院と資格との連動性の強化、専門職大学院の奨学金の充実、専門職の多様な就業、仕事の仕方の広がりの必要性を指摘した。 |