スガワラ リョウ
SUGAWARA Ryo
菅原 良 所属 附属教育研究機関 明星教育センター 職種 特任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/05 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 今日のeラーニングにおけるInstructional Design(ID)の理論的再検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 教育情報学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東北大学大学院教育情報学研究部・教育部 |
巻・号・頁 | (2),131-142頁 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
著者・共著者 | 菅原良・村木英治 |
概要 | わが国の教育学におけるInstructional Design(ID)理論の研究は、ひじょうに蓄積の浅いものとなっている。本稿では、最初に、Instructional Design(ID)の発展過程と、それを実行しようとする場合の設計工程を示す。次に、教育工学分野からのアプローチにおける成果であるCAIについて、わが国における研究動向を概観する。そのうえで、Gagne et al. のInstructional Design(ID)研究を発展させて、教育学における理論的枠組みを再構築することを試みた。その結果、次の知見を得ることができた。(1) Gagne et al. は、Instructional Design(ID)におけるメディア利用を“刺激提示の手段”と解釈している。(2) Gagne et al.の研究においては、教育測定の具体的方法に関する言及が希薄である。(3)わが国におけるInstructional Design(ID)研究は、Computer-based TrainingとComputer-based Educationとの混同が生じており、両者を明確に区別して議論される必要がある。これらのことから、eラーニングの発達に伴って、Instructional Design(ID)研究は、より「教授設計」と、教育工学研究との連関が意識されて考察がなされる必要があることが示された。 |