アオヤマ ヒデマサ
  青山 英正
   所属   人文学部 日本文化学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/04
形態種別 学術雑誌
標題 幕末志士の歌における忠誠の表現と古典和歌――言葉からのアプローチ――
執筆形態 単著
掲載誌名 言語と文学(シリーズ朝倉〈言語の可能性〉10)
出版社・発行元 朝倉書店
著者・共著者 ◎斎藤兆史・寺澤盾・李絳・青山英正・北和丈・奥聡一郎・高橋和子・大堀壽夫。
概要 筆者担当第4章「幕末・明治初期の和歌――文体の観点から」。筆者担当分概要 古典和歌と近代短歌とを分かつ指標の1つに、「死」をいかに表現するかの違いがある。恋歌の常套句を用いて、死が主君との一体感をもたらすことを詠んだ幕末志士の辞世歌の発想が、明治初期には〈死=功名〉といった具合に立身出世的な文脈に置き換えられたことを指摘し、それが結果的に、立身出世の道を閉ざされた女性歌人によって、〈死=肉体の端的な崩壊〉とする表現が生み出された1つの背景になったのではないかと論じた。