アオヤマ ヒデマサ
青山 英正 所属 人文学部 日本文化学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/02 |
形態種別 | 単行本 |
標題 | 幕末明治の社会変容と詩歌 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 勉誠出版 |
総ページ数 | 496 |
概要 | 日本が、欧米列強の主導する国際社会に組み込まれ、その価値観に沿う近代的な国家体制とそれに見合った社会・文化を自ら作り上げてゆく過程であった十九世紀において、伝統的な文芸であった和歌が近代短歌として生き延びたことと西洋詩に倣った新体詩が創始されたことという日本の詩歌をめぐる二つの事実に着目し、文芸の営みを一種の社会的行為として捉えることにより、日本の伝統文芸である和歌と、明治十年代にその和歌を否定することで成立した新興文芸の新体詩とが、ともに天皇を頂点とする新たな国家を支える役割を果たしたことを明らかにした。 |