ワダ ヤスタカ
WADA Yasutaka
和田 康孝 所属 情報学部 情報学科 データサイエンス学環 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | マルチコアプロセッサにおけるコンパイラ制御低消費電力化手法 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム |
巻・号・頁 | 47(SIG12(ACS15)),147-158頁 |
著者・共著者 | 白子 準, 吉田 宗弘, 押山 直人, 和田 康孝, 中野 啓史, 鹿野 裕明, 木村 啓二, 笠原 博徳 |
概要 | 半導体集積度の向上にともなう消費電力の増大,集積トランジスタ数の増化に対する処理性能向上の鈍化に対処するため,チップ上に複数のプロセッサを集積するマルチコアアーキテクチャ(チップマルチプロセッサ)が大きな注目を集めている.このようなマルチコアアーキテクチャの能力を最大限に引き出し,高実効性能・低消費電力を達成するためには,プログラムの適切な並列化に加えチップ上のリソースのきめ細かな電圧・動作周波数制御を実現するコンパイラが必要不可欠である.本論文では,各プロセッサコアが等価であるOSCARタイプのマルチコアプロセッサにおいて,各プロセッサの電源のON/OFF・周波数電圧制御(FV制御)をマルチグレイン並列化環境下でコンパイラが適切に判断し低消費電力化を行うコンパイル手法を提案する.提案手法を実装したOSCARコンパイラにより,科学技術計算とマルチメディアアプリケーションに対する評価を行った結果,SPEC CFP95 appluにおいて4プロセッサ使用時に最小実行時間を維持したまま60.7%の消費エネルギー削減,MPEG2エンコーダにおいて4プロセッサ使用時にデッドライン制約を保証したまま82.7%の消費エネルギー削減が達成された. |
ISSN | 1882-7829 |