チョウ カイジョウ
趙 海城 所属 人文学部 国際コミュニケーション学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | その他の著書・論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本・韓国・中国の自己否定的な評価表出場面における会話展開に関する一考察 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 社会言語科学会第39回大会発表論文集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 社会言語科学会 |
巻・号・頁 | 90-93頁 |
著者・共著者 | ◎金庚芬、関崎博紀、趙海城 |
概要 | 本稿では、日韓中の会話に見られる自己否定的な評価表出場面における会話の展開を、話題の開始方法、聞き手の反応、話し手の発話に含まれる情報の量や質を中心に分析した。その結果、日本語の会話では、片方の話者による自己否定的な評価が、もう片方の話者による評価の繰り返しや確認、同調的発話や、相づち詞を用いた発話促進の発話を経て、徐々に背景や類例などが開示されていく例が複数見られた。一方、韓国語話者は、同じ失敗を開示し合い、仲間意識を共有し、相手に助言してもらう安心感を表していたのに対し、中国語話者は、相手の自己否定が成立しないように、問題を限定的にしたり一般論を積極的に述べたりして、親身になって考え、相手の自尊心を傷つけないように努めていることが分かった。
主に中国部分を担当したが、共同研究につき担当分抽出不可能。 |