タマオキ ユウスケ
玉置 佑介 所属 教育学部 教育学科 職種 特任准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 「障害者水泳」における運動療育的側面とアダプテッド・スポーツの問題点 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『上智大学社会学論集』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 上智大学社会学科 |
巻・号・頁 | (43),75-92頁 |
総ページ数 | 17 |
著者・共著者 | 玉置佑介 |
概要 | 稿は、「障害者スポーツ」の一分野である障害者水泳の文脈における現状のアダプテッド・スポーツの理念の問題点を指摘し、「障害者水泳」の運動療育的側面について検討を施す。同時に、「障害者水泳」の文脈において「医療化」がいかなる論理のもと展開されているのかをリハビリテーション医療や「運動療育」の営みを概観する形で検討し、障害学的視点から批判的に捉え返していく。結論として、「障害者スポーツ」の限定的な一分野である障害者水泳をアダプテッド・スポーツの範疇に含めていく際に重要となる「スポーツへの参加を制約する要因」や「個人を取りまく周囲の環境によって変わりうる」という立場について検討が施される。その際、障害者個人を取りまく外部環境要因に障害の「関係者」が含まれることの意義が提示され、アダプテッド・スポーツの理念を再考する可能性が指摘される。 |