カンバヤシ トシユキ   Toshiyuki Kambayashi
  神林 寿幸
   所属   教育学部 教育学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/03
形態種別 学術雑誌
招待論文 招待あり
標題 学校改善 からみた 「 学校教員統計調査 」 の基礎的検討
執筆形態 共著
掲載誌名 学校改善研究紀要
掲載区分国内
出版社・発行元 日本学校改善学会
巻・号・頁 4,17-25頁
著者・共著者 高木亮、長谷守紘、高田純、神林寿幸、清水安夫、藤原 忠雄
概要 3年に一度行われる「学校教員統計調査」では精神疾患を含めた理由別離職者数が公開されている。精神疾患による病気休職に関する公刊統計の分析は多数存在するが、この教員の離職に関する詳しい検討はなされていない。そこで、基礎的検討として「公立学校教職員の人事行政状況調査」に基づく精神疾患による休職と離職の比率の対比を行う。2019年度「学校教員統計調査」における「教員異動調査」で公表される「離職の理由別 年齢別 離職教員数」を分子とし、「学校調査」における「年齢別 職名別 本務職員数」を分母に参照する「離職出現率」を作成した。これらを集計し検討した。
2019年度「公立学校教職員の人事行政状況調査」の「病気休職者の学校種別・性別・職種別・年代別状況(教育職員)」を用いて、精神疾患休職者に関する表と同様の属性比較を行う精神疾患病気離職者に関する表を作成・分析した。その結果、精神疾患による病気休職出現率は年代別に差はない。しかし、離職出現率は 20 代前半が大きいことが明らかになった。その背景にリアリティショックや教員の大量採用を考察した。