カンバヤシ トシユキ
Toshiyuki Kambayashi
神林 寿幸 所属 教育学部 教育学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/01 |
形態種別 | 単行本 |
標題 | 教員の職場適応と職能形成―教員縦断調査の分析とフィードバック― |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | ジアース教育新社 |
総ページ数 | 248 |
担当範囲 | 教員の働き方に関する意識と長時間労働との関連(pp.147-163) |
著者・共著者 | 川上泰彦 [編著]・榎景子・妹尾渉・梅澤希恵・波多江俊介・橋野晶寛・町支大祐・神林寿幸・當山清実・網谷綾香 |
概要 | 本書は、複数自治体の公立学校教員を対象としたパネル調査をもとに、教員の職場適応と職能形成を実証的に解明したものである。このうち、「第9章 教員の働き方に関する意識と長時間労働との関連」の執筆を担当した。この章の検証課題は、教員の業務に対する意識が変わることで、教員の働き方は変わるのか否かというものである。分析には、ある自治体の小・中学校教員を対象とした縦断調査データを用いて、このデータにハイブリットモデルによる解析を行った。
分析結果は次の2点にまとめられる。第1に、教員の業務意識の変容と働き方の変容との間に有意な関連が確認できなかった。第2に、他方で、もともと仕事の進め方を工夫するなどの個人的変革行動をとれている教員ほど、労働時間が短かった。 3年間という観察期間では教員の業務意識の変容は難しい。しかし、教員が自身の業務意識を変えることが可能になると時短も達成できる可能性を本分析結果は示唆する。 |
ISBN | 9784863715691 |