カンバヤシ トシユキ   Toshiyuki Kambayashi
  神林 寿幸
   所属   教育学部 教育学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/10
形態種別 単行本
標題 学校の未来をつくる「働き方改革」 ―制度改正、メンタルヘルス対策、そして学校管理職の役割―
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 教育開発研究所
総ページ数 255
担当範囲 Ⅱ部 第1章「学校の業務改善・働き方改革」で教員の勤務はどう変わったか?(pp.62-79)、Ⅱ部 第2章「学校の働き方改革によって教員の勤務環境はどう変わったか?(pp.80-90)
著者・共著者 小川正人,川上泰彦,荒井英治郎,神内聡,雪丸武彦,櫻井直輝,神林寿幸
概要 ■Ⅱ部 第1章「学校の業務改善・働き方改革」で教員の勤務はどう変わったか?
本章では、2000年代後半以降の学校業務改善や働き方改革が教員の勤務に与えた影響を、教員勤務実態調査のメタアナリシスを通じて検証した。その結果、2010年代半ばに在校等時間が増加し、改革後は減少傾向にあるものの、依然として2000年代後半と同水準であることが判明した。また、児童生徒指導に関わる間接業務時間が2010年代後半以降増加し、学習指導要領改訂の影響が示唆された。改革の成果は認められるが、長時間労働の解消にはさらなる効率化が求められる。
■Ⅱ部 第2章「学校の働き方改革によって教員の勤務環境はどう変わったか?
本章では、学校の働き方改革が教員の勤務環境に与えた影響を独自の教員調査に基づいて分析した。働き方改革により在校時間削減や効率的な勤務意識が見られる一方、授業準備時間の増加や自由時間の減少が課題として浮上した。また、労働安全衛生管理やメンタルヘルス対策は進展したものの、知識の浸透や職場環境改善は不十分であると判明した。これを踏まえ、制度整備と環境改善のさらなる推進が必要と結論づけた。
ISBN 9784865606003