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スギモト アキコ
杉本 明子 所属 教育学部 教育学科 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2023/03 |
| 形態種別 | その他の著書・論文 |
| 標題 | 日本語ディスレクシアの認知障害と脳機能学的基盤-音韻性障害と視覚性障害- |
| 執筆形態 | 共著 |
| 掲載誌名 | 電子情報通信学会技術研究報告:思考と言語 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 電子情報通信学会 |
| 巻・号・頁 | 122(419),6-11頁 |
| 総ページ数 | 6 |
| 担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
| 著者・共著者 | 杉本 明子・柴崎 光世・吉田 弘司・杉本 光 |
| 原著者 | Akiko Sugimoto, Mitsuyo Shibasaki, Hiroshi Yoshida, & Hikaru Sugimoto |
| 概要 | 本研究では,日本語ディスレクシアの認知障害とその背後にある脳機能的基盤を明らかにすることを目的として,日本語を母語とするディスレクシア成人と健常成人を対象としたfNIRS実験を行った。行動データ解析の結果,日本語ディスレクシアには,アルファベット言語のディスレクシアと同様,音韻障害と視覚注意範囲障害があることが示唆された。また,fNIRSデータ解析の結果,日本語ディスレクシアの視覚注意範囲障害は視覚野,左ブローカ領域,左背外側前頭前野,体性連合野の活動低下と関連していること,既知の「ひらがな」「漢字」の認識では左半球の背側皮質視覚路(dorsal stream)の活動量が,初見の「記号」では右半球の同じ経路の活動量が低下していることが示された。音韻障害は,主に左側頭・頭頂接合部が関連していることが示唆された。 |