| トシナワ タクミ 年縄 巧 所属 建築学部 建築学科 職種 教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2025/03 | 
| 形態種別 | 学術雑誌 | 
| 査読 | 査読あり | 
| 標題 | 常時微動測定による丘陵造成地の地盤特性分布の評価 | 
| 執筆形態 | 共著 | 
| 掲載誌名 | 日本地震工学会論文集 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 巻・号・頁 | 25(4),241-253頁 | 
| 総ページ数 | 13 | 
| 担当区分 | 筆頭著者 | 
| 著者・共著者 | 年縄 巧,高橋悠貴,村山莉奈 | 
| 概要 | 多摩丘陵地上の造成地において常時微動測定を行いこの地域の地盤特性の分布を調べた.この地域は標高110〜150 mの3つの段に造成され,上段は自然に堆積したローム層が,中・下段は表土・盛土が表層を構成している.ボーリング調査地点での常時微動測定から,常時微動のH/Vスペクトル比のピーク周期Tpが長くなると表層地盤が厚くなることを確認した.中段の崖縁線上と一広場において高密度微動測定を実施し,直線的・平面的なTpの空間分布を図化した.その結果,崖縁線上のTpは旧谷上で0.3〜0.4 sに明瞭に表れ,崖軸直交方向により増幅されること,広場内のTpが長い部分は旧谷上に位置しておりTpの空間変化は旧地形とほぼ対応するほか,旧地形からだけでは推定できない実際の地盤特性を検知し得ることがわかった.また,過去に斜面崩壊した盛土部分のH/Vスペクトル比は鋭いピークを持つことや地震動増幅が観測された地点のTpは強震動のスペクトルのピーク周期に一致していることもわかった. |