| アオキ イチロウ
            AOKI Ichirou 青木 一郎 所属 経済学部 経済学科 職種 教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2015/10 | 
| 形態種別 | 学術雑誌 | 
| 査読 | 査読あり | 
| 標題 | 老人保護費負担金の地域差要因―養護老人ホームに焦点を合わせて― | 
| 執筆形態 | 単著 | 
| 掲載誌名 | 国際公共経済研究 | 
| 巻・号・頁 | (26),8-20頁 | 
| 概要 | 老人保護費負担金は、国が、老人保護を行う地方公共団体に対し、その必要性(保護対象者の所得状況や生活状況の違い等々)に応じて交付するものである。そして、これは交付を受けた地方公共団体にとって、国が特定した老人保護にのみ用いることができる特定財源である。 本稿は、2001年度から2003年度までの老人保護費負担金を分析対象とする。この期間の老人保護費負担金を分析対象とした理由は、介護保険の導入に伴う制度変更に際し、同期間においてのみ、(ほとんどの市町村において)老人保護費負担金の使途が養護老人ホームに限定されるゆえである。 本稿は、上記分析期間における、地方公共団体(主に都市)の老人保護費負担金決定要因の一つとして、養護老人ホームの定員数の影響を挙げ得る点を、その影響プロセスを定義式とともに示した上で、さらに定量的に示し、そこから、養護老人ホームにおける保護についての留意点を示唆している。 |