ヨシオカ キヨミ
YOSHIOKA Kiyomi
吉岡 聖美 所属 デザイン学部 デザイン学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/09 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 立ち座り運動に活用するVRプログラムの実践評価 : 通所介護施設における実践活用に基づく社会実装の検討 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 明星大学デザイン学部研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明星大学 |
巻・号・頁 | (33),1-5頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 吉岡 聖美 |
概要 | 立ち座りのリハビリテーションに活用する VR プログラム「立ち上がって旅をしよう!」を開発し,通所介護(デイサービス)施設において実践評価した。 「立ち上がって旅をしよう!」は,立ち座り運動における達成度を投影画像の完成度としてフィードバックすることによって, 単純繰り返しの訓練に対するモチベーションを維持するプログラムである。 デイサービスの利用者が VR プログラムを用いた立ち座りの運動を実施した際の TDMS-ST による心理評価の結果, 運動後は運動前に比べて 「安定度」「覚醒度」の評価に有意な差が示され,落ち着きが減少し,興奮して活発な気分の状態になることを確認した。VR プログラムを用いた運動の後は,他の運動メニューやレクリエーションなどに参加すると活発な取り組みが期待できると考えられる。また,先行研究において,回復期リハビリテーション病院の患者,および,通所リハビリテーション(デイケア)施設の利用者が VR プログラムを用いたリハビリテーションを実施した場合と比較して,デイサービスの利用者が実施した運動回数は大幅に少なく,年齢や疾病などによる身体状況,また,運動に対する意欲に差があることが影響していると考えることができる。理学療法士などのリハビリテーション従事者がいない通所介護施設における VR プログラムの活用では,運動に対する利用者の意欲的な取り組みを促すことが重要になる。 |
researchmap用URL | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 |