ヨシオカ キヨミ
YOSHIOKA Kiyomi
吉岡 聖美 所属 デザイン学部 デザイン学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/09 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 嚥下・認知機能リハビリテーションのための顔ジャンケンプログラム開発
− 表情設定による心理的効果と顔イラスト画像を用いる意義 − |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 明星大学デザイン学部研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明星大学デザイン学部 |
巻・号・頁 | 32,1-6頁 |
総ページ数 | 6 |
著者・共著者 | 吉岡 聖美 |
概要 | 嚥下機能および認知機能の維持向上のためのリハビリテーションを実行することができる顔ジャンケンプログラムを開発した。嚥下訓練に含まれる口・頬の運動と発声を口腔顔面運動による後出し顔ジャンケンに取り入れたプログラムである。更に,気分が改善する心理的効果を付加するため,表情設定の異なる複数の顔ジャンケンプログラムを実施した際の心理評価について調査した。TDMS-STによる評価の結果,認知機能の維持向上を目的とする取り組みの実践例で使用されている「チョキ」の表情で舌を出すプログラムでは「覚醒度」の気分に関わる有意な改善が認められず,「チョキ」の表情で口を左右に伸ばし口角を上げて笑った顔になる表情設定が有効であると考えられる結果が得られた。本結果に基づき,顔ジャンケンプログラムの表情設定を確定した。また,顔イラスト画像に対して顔ジャンケンを実施した場合と,人対人で現実に顔ジャンケンを実施した場合の心理評価を調査した結果,顔イラスト画像の場合も現実の人の場合と同様に,顔ジャンケンを実施することによって「活性度」「快適度」「覚醒度」に関わる気分が改善する心理的効果が示された。これにより,タブレット端末に顔イラスト画像を提示することで,手軽に,嚥下機能および認知機能の維持向上のためのリハビリテーションを実行することができる顔ジャンケンプログラムの意義が示された。 |
researchmap用URL | https://meisei.repo.nii.ac.jp/records/2000206 |