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            サイトウ テツヤ
           齊藤 哲也 所属 建築学部 建築学科 職種 教授  | 
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| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2024/02 | 
| 形態種別 | 学術雑誌 | 
| 査読 | 査読あり | 
| 標題 | 羅臼町カモイウンベ地区における昆布漁場の空間構成の特徴 | 
| 執筆形態 | 共著 | 
| 掲載誌名 | 日本建築学会計画系論文集 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 出版社・発行元 | 日本建築学会 | 
| 巻・号・頁 | 第89巻(第816号),220-231頁 | 
| 総ページ数 | 12 | 
| 担当区分 | 責任著者 | 
| 著者・共著者 | ◎金子晋也,柴田晃宏,齊藤哲也,田口陽子,那須 聖 | 
| 概要 | 北海道の沿岸部では、1960 年代以降に道路の敷設が進展し、本来連続していた干場と建物が、道路で分断される漁場遺構が多くみられる。これに対し、羅臼町の知床半島北部では、昆布漁に関係する建物と干場が道路で分断されておらず連続した景観をみることができる。近年では、この地域の番屋の遺構を観光資源や まちづくりに活用しようとする活動もみられ、羅臼町の知床半島北部の昆布漁は、北海道の歴史的、 文化的、産業的な景観として重要と考える。
 本論では、生活環境の現れ方として昆布漁の地区景観に着目する。筆者らは、羅臼町の昆布漁の番屋の変容に関するこれまでの研究から、対象とした番屋の平面構成や寸法体系が類似するという知見を得ている。建物群にみる寸法のパタンを整理し、対象 地区の地域的文脈から解釈することで、羅臼町における昆布漁の特徴 を空間的に位置付ける視座が得られると考える。これまでに羅臼町の昆布漁に関する現地調査 で得た実測データに対し歴史的事項から検証を加え、空間構成の特徴を明らかにすることを目的とする。  |