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イシダ ケンタロウ
ISHIDA Kentarou
石田 健太郎 所属 教育学部 教育学科 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2026/03 |
| 形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
| 標題 | 学びの「環境」を再定義する―身体・学習・資本からみる乳幼児期の健康と環境― |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 上智大学社会学論集 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 上智大学社会学科 |
| 巻・号・頁 | (50),131-150頁 |
| 総ページ数 | 20 |
| 著者・共著者 | 現代社会が追求してきた予測可能性や効率性に代わり、VUCA時代には「協働的な意味生成」を重視する保育が求められている。本稿では、日本の保育実践の中核概念である「環境」を、単なる物理的設定ではなく、子どもの行為が生成・持続・変容する場としての多層的な「条件の束」として再概念化した。
先行研究等の検討により、「環境」は(1)方法的原理、(2)指導内容、(3)構成条件という三つの水準の入れ子構造になっており、それが物質的な解釈に偏る混乱を招いていると分析した。これに対し、保育者の専門性を「知識の伝達」から、介入のタイミング調整やリフレクティブな評価を伴う「条件のデザインと継続的な調整」へと再定義した。 さらに、「健康」と「環境」の領域を統合するため、環境を「身体的条件(調整・回復等)」「学習的条件(手続き・共同注意等)」「資本的条件(経験へのアクセス等)」の三次元で操作化した。これにより、安心感や居場所感を守る「消極的自由」と、没頭や探索を促す「積極的自由」の双方を保障する実践的なデザイン基準を提示した。 |