| ヨシオカ キヨミ
            YOSHIOKA Kiyomi 吉岡 聖美 所属 デザイン学部 デザイン学科 職種 教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2010/11 | 
| 形態種別 | 学術雑誌 | 
| 査読 | 査読あり | 
| 標題 | 抽象絵画における直線表現要素と印象評価の関係 -病院空間に展示された場合の比較検証- | 
| 執筆形態 | 単著 | 
| 掲載誌名 | デザイン学研究 | 
| 出版社・発行元 | 日本デザイン学会 | 
| 巻・号・頁 | 57(2),39-46頁 | 
| 著者・共著者 | 吉岡聖美 | 
| 概要 | 本論文では,抽象絵画における直線表現要素の違いと印象評価の関係を検証し,併せて,病院空間に掲示された場合の印象評価について比較検証することを目的とする。方法は,直線表現の異なる抽象絵画を用いた画像を鑑賞し,得られた印象評価の評定値について分析を行った。これにより,傾きのある直線・長方形を強調したマレーヴィチ絵画は,“イライラする”“激しい”“動的な”という印象評価が大きくなった。境界を強調しないロスコー絵画は,“ 穏やかな”“退屈な”“静的な”“リラックスした”という印象評価が大きくなった。垂直線・水平線を強調したモンドリアン絵画は,“軽い”という印象評価が大きくとなった。また,病院空間という特有の空間に絵画が掲示されると,直線表現要素の違いによって固有の印象評価に差が生じた。この研究結果から,抽象絵画における直線表現要素の違い(垂直線・水平線・斜線)が印象評価に影響することが示唆された。 | 
| researchmap用URL | https://doi.org/10.11247/jssdj.57.39 |