タンノ タカユキ
TANNO Takayuki
丹野 貴行 所属 心理学部 心理学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 確率モデルおよび空間統計学を用いた注視点の分析 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 基礎心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 27,26-31頁 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
著者・共著者 | 丹野貴行
神谷直樹 坂上貴之 |
概要 | 【第一著者・責任著者】 眼球運動は、任意の部分を見続ける注視成分と、その間の移動であるサッカード成分とに分解される。この分解は眼球運動の速度を基準として行われるが、その基準速度が研究間で一貫していない。本研究では、眼球運動速度の確率モデル化を通して、その基準速度の推定を試みた。生存時間分析と赤池情報量基準を用いた分析から、注視成分を1つの指数分布、サッカード成分を2つの正規分布によって表現するモデルが選択された。そして両成分の確率分布の交点を計算することで、確率的に妥当な基準速度の算出に成功した。本稿ではまた、こうして定義された注視点の分布の分析するためのツールとしての空間統計学の利用可能性についても論じた。 |