タンノ タカユキ   TANNO Takayuki
  丹野 貴行
   所属   心理学部 心理学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 反応形成研究の現状と展望――芸術から科学へ――
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 心理学評論刊行会
巻・号・頁 65(1),1-19頁
担当区分 最終著者
著者・共著者 折原友尊
丹野貴行
概要 1940年代以来、反応形成は「新しいオペラント反応の形成」とも呼ばれ、行動分析学の中心的な課題となってきた。しかし、ほとんどの研究は反応形成の芸術的実践に関する報告であり、その制御変数に関する実験的分析は限られている。本研究の目的は、反応形成に関する科学的研究の現状をまとめ、その将来性を探ることである。反応形成を定義し、その歴史的背景を要約した後、その成否と制御変数の実験的分析に関する研究をレビューした。実験方法の標準化、反応型の自動測定技術の導入、制御変数の着実な実験的分析という3つの方向性が示唆された。現代心理学における反応形成研究の位置づけについて、その概念的意義を論じた。