タンノ タカユキ
TANNO Takayuki
丹野 貴行 所属 心理学部 心理学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2016 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | Response-bout analysis of interresponse times in variable-ratio and variable-interval schedules |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Behavioural Processes |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 132,pp.12-21 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
概要 | 変動比率スケジュールと変動時隔スケジュール下でのラットの反応パターンを分析した。まず、反応パターンを適切に記述するためのモデルとして、指数分布、ワイブル分布、正規分布、対数正規分布、ガンマ分布、そしてそれらを様々に組み合わせた合計40種類の確率分布を準備し、データへの適合の視覚的判断及び赤池情報量基準に基づき適切なモデルを選択した。続いて、その選択されたモデルを使用し両スケジュール下での行動パターンを分析したところ、(1)反応はそれが集中するバウト期とその間の休止期に分けられる、(2)スケジュール間で異なっているのはバウト内の反応パターンである、(3)バウト開始はスケジュール間で同程度である、の3点が示された。この結果は、これまで反応率の差として観察されてきたものは、実際のところはバウト内における反応の「仕方」の違いに起因するものであり、それは反応の量的変容というよりも、異なる反応が形成されたという質的変容であることを示唆するものである。 |