|
テラダ マサヤ
TERADA Masaya
寺田 征也 所属 人文学部 人間社会学科 職種 教授 |
|
| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2018/03 |
| 形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
| 標題 | 鶴見俊輔のディスコミュニケーション論の検討 |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 社会学研究紀要 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 明星大学人文学部人間社会学科 |
| 巻・号・頁 | (38),29-41頁 |
| 概要 | 鶴見俊輔の「ディスコミュニケーション dis-communication」概念の定義とその展開過程について、鶴見の著作の内在的検討を通じて明らかにした。「ディスコミュニケーション」はこんにち日常的に用いられているが、鶴見が造語したものである。概して意思疎通の困難さを意味するものとして捉えられがちであるが、鶴見においてはコミュニケーションに含まれる一つの要素として、すなわち他者とのコミュニケーションにおける「伝達不可能性」として定義されていた。こうした定義が、70年代以降のアナキズム論と結びつくことで、国家権力への抵抗の論拠としての「私性」に引き継がれていったことを明らかにした。 |