カワマタ タカノリ   KAWAMATA Takanori
  川又 孝徳
   所属   人文学部 国際コミュニケーション学科
   職種   准教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2024/11
形態種別 単行本
査読 査読あり
標題 Interpretation Act in I4.0.
執筆形態 共著
掲載誌名 Quest for Connections in Language, Culture, Literature
掲載区分国外
出版社・発行元 Cambridge Scholars Publishing
巻・号・頁 pp.34-61
総ページ数 241
担当範囲 Chapter Three
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 ◎Takanori Kawamata, Hiromasa Tanaka
概要 本章は、インダストリー4.0(I4.0)時代における異文化・学際的なプロジェクト型学習(PBL)の現場で、「解釈行為(interpretation acts)」がどのように重要なコミュニケーション手段として機能するかを探究している。多様な言語・文化・専門性をもつ人々が協働する場において、解釈は専門の通訳者だけでなく、共同体内の参加者自身によって即興的に行われる。拡張された実践共同体(Expanded Communities of Practice: ECoP)の概念を用い、日本・ジョージア・マルタの学生による2つの国際・学際的PBLプロジェクトの相互行為を分析した。会話分析とエスノグラフィーを併用し、言い換え・確認・発言の順番調整などの戦略が共通理解の構築に寄与することを示す。これらの解釈行為は、単なる言語の翻訳を超え、包摂性と創造性を高める実践であり、VUCA時代における重要な能力として位置づけられる。教育者は言語力に加え、異文化・学際的理解を育成する必要があると本章は提言する。