タンノ タカユキ
TANNO Takayuki
丹野 貴行 所属 心理学部 心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 変動比率強化スケジュールと変動時隔強化スケジュールの間の反応遂行の違い |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 心理学評論 |
巻・号・頁 | 48,186-206頁 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
著者・共著者 | 丹野貴行
坂上貴之 |
概要 | 【第一著者・責任著者】 強化スケジュール研究の展望論文である。強化子提示が反応回数に依存する変動比率スケジュールと、それが時間間隔に依存する変動時隔スケジュールを比較すると、前者でより高い反応率が観察される。この説明として、反応-強化子の近接性を重視し、強化子提示直前の反応間時間の差異に注目する微視的理論と、反応率-強化率間の長期的な相関性を重視する巨視的理論の2種類が提出されている。本稿では、この微視-巨視論争は強化の原理を探るものとして重要なテーマであること、そしてこれまでの諸研究を体系的に整理したところ微視的理論が有力であることを示した。また最後に、スケジュール研究において今後必要となるであろういくつかの方向性を提案した。 |