ハタノ マサアキ
HATANO Masaaki
波田野 匡章 所属 経済学部 経済学科 職種 特任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | グループキャリア構成インタビュー(キャリア構築ワークショップ: CCWS)の有効性の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ソーシャル・モチベーション研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | ソーシャル・モチベーション研究会 |
巻・号・頁 | 第12巻,48-68頁 |
総ページ数 | 21 |
著者・共著者 | 堀口 康太(白百合女子大学) 菊入 みゆき(明星大学) 波田野 匡章(明星大学)
濱野 裕貴子(筑波大学)※現所属 電気通信大学 吉田 朋子(東京医学技術専門学校) |
概要 | 本研究では,日本人の成人を対象としてキャリア構成インタビューに基づくグループワーク(Career Construction Workshop; CCWS)の有効性を検討した。ワークショップの参加者は合計15名であり,社会人9名,学生6名であった。性別の内訳は男性6名,女性9名で,平均年齢36.40歳(SD=14.56)であった。ワークショップは,1名のファシリテーターが3名の参加者を担当するかたちで実施された。心理的well-beingとキャリア自律心理,自由記述の回答からCCWSへの参加の効果を検討したところ,CCWSへの参加によって,心理的well-beingの下位尺度のうち,人格的成長,人生における目的,自律性,自己受容の得点がワークショップ参加前よりワークショップ終了後の方が有意に上昇していた。キャリア自律に関しては,統計的に有意な得点の変化が認められなかったが,自由記述への回答からは,参加者は自身のキャリアに関する深い洞察を得て,参加前に設定した目標を達成したことが示された。このことから,CCWSへの参加は,日本人成人の職業生活や人生にポジティブな効果をもたらす可能性が示唆された。 |