ハヤシ ミキヤ
林 幹也 所属 心理学部 心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 多義的刺激に対する無意図的評価の方向は文脈によって変動するか |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 心理学研究 |
巻・号・頁 | 77,157-162頁 |
概要 | 阪神VS巨人戦において阪神が攻撃側であるとき、ホームラン性の当たりは好ましいものであるが、阪神が守備側であるときはその打球は不快なものとして認識される。このように、同じ対象であっても、それが出現する文脈によって、その情動価はまったく異なる。本実験は、対象に対する人の瞬間的な評価が、このような文脈の変化に追随可能なのかを明らかにするための実験を行った。実験では、同じ対象(視覚刺激)が、その直前の手がかりによって、報酬の増額をもたらしたり、減額をもたらしたりした。このような条件下での参加者の対象に対する無意図的評価をSOA 300msの感情プライミング課題によって測定した。その結果、参加者の無意図的評価は、文脈の変化に追随して見事に変化した。 |