ハヤシ ミキヤ
林 幹也 所属 心理学部 心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 感情的評価を条件づけられた態度対象に対する自動的評価の文脈依存性 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 社会心理学研究 |
巻・号・頁 | 23,187-194頁 |
概要 | 評価的条件づけ(Evaluative Conditioning, EC)とは、強い情動価を持たない中性的刺激と、快あるいは不快な情動的刺激を複数回対提示することにより、前者への態度を変容させる心理学実験パラダイムを指す。本実験は、獲得フェイズにおける対象の背景色を文脈刺激とみなし、この文脈刺激と対呈示における随伴性が交絡する際に、参加者が対象への態度を区別可能か検証した。実験の結果、参加者は文脈刺激を効果的な弁別刺激とみなしており、同じ対象であっても文脈刺激が異なる場合は逆方向の態度さえ形成されることを見出した。以上の実験結果により、評価的条件づけが視覚刺激の細部に対して敏感な効果であることが明らかになった。 |