チョウ カイジョウ
  趙 海城
   所属   人文学部 国際コミュニケーション学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/01
形態種別 学位取得論文
標題 修士論文:連体節における『V+た』の形容詞的用法について―コーパスを利用した意味論的研究-
執筆形態 単著
掲載区分国内
出版社・発行元 九州大学大学院比較社会文化学府
巻・号・頁 1-124頁
著者・共著者 趙海城
概要 本論文は連体節「V+た」が形容詞的に解釈される諸条件について、『新潮文庫の100冊』より収集したデータを基に考察した。その結果、次のことを明らかにした。Ⅰ動詞は「変化」という意味特徴を持つ。Ⅱ「結果の副詞」、「程度の副詞」、材料の「で」、事柄を特定する「に」、主名詞の属性状態に関りを持つ「様態の副詞」が共起する連体節は形容詞的に解釈されやすい。Ⅲ「感覚の名詞」「相対性名詞」を主名詞とする「外の関係」の連体節も、形容詞的に解釈されうる。