ホリエ ユウコ
Yuko Horie
堀江 優子 所属 経済学部 経済学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/02 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 売上諸掛りの会計処理~収益認識基準によってどう変わったか、簿記教育上どう教えるべきか~ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 明星大学経済学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 55(2),73-87頁 |
総ページ数 | 14 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 堀江優子・田中薫・内田綾・中村英敏 |
概要 | 本稿は、収益認識基準等による影響を、商品売買取引における売上諸掛りの処理に限定して、大学教育において、簿記初学者に対する望ましい説明方法を検討することを目的としている。
日商簿記検定 3 級商業簿記のテキストをみてみると、商品売買取引について、基本的な処理は従前のままとし、収益認識の 5 ステップを意識させない説明をしている。ところが、売上諸掛りの処理についてだけ、従来とは異なる、売上諸掛り分を売上に含める処理に変更している。なぜそのような処理になるのかについての詳しい説明はされていない。学生には費用を売上に含めるという誤解をさせないような説明をする必要がある。従来の処理と収益認識基準等の処理を設例に基づき比較した結果、中級、上級の簿記教育においては収益認識基準等の基本的な考え方から教える必要があるが、大学教育における簿記初学者への説明としては、複雑な部分を割愛して教育することが望ましいと考える。 |